Katana [Kanetomo (Kanemasu) (Seki)] [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token

Stock No：KA-081225

Paper(Certificate): [N.B.T.H.K] Tokuebtsu Hozon Token , [N.B.T.H.K] Hozon Token Tosogu
Country(Kuni)/Period(Jidai): Mino (Gifu), Late Muromachi Period about 1504～

Blade length(Cutting edge): 66.8cm
Curve(SORI): about 1.9cm
Width at the hamachi(Moto-Haba): 2.84cm
Thickness at the Moto-Kasane: 0.62cm
Wide at the Kissaki(Saki-Haba):  2.35cm
Thickness at the Saki-Kasane:  0.50cm
Habaki: One part, Gold foill Habaki
Sword tang(Nakago):Unaltered, Takanoha file pattern
Rivet Holes(Mekugiana): 1

Shape(Taihai): Shinogizukuri, Iorimune,Chu-kissaki
Jigane(Hada): Itame
Temper patterns(Hamon): Choji-midare
Temper patterns in the point(Bohshi): Midarekomi then Jizo style round tip
Registration Card: Yamagata

【Additional Information】
兼付は、「かねとも」または「かねます」と称します。同工は銘鑑より美濃国にて応永頃より名を聞き、慶長頃まで同銘が続きます。本品については、室町時代後期頃の兼付と鑑せられます。同国鍛冶には、兼舛（兼増）という刀工もおり、古来「兼（かね）増（ます）（金が増す）」という言葉の響きから、縁起の良い名で知名度があります。
本刀体配は刃長が二尺二寸二強。身幅重ね共に確りとし、反り適度で、中切っ先となる刀姿を呈します。差表に「羂索」、裏に「臨兵闘者皆陣列在前」と文字彫を刻します。地鉄はよく練れた板目肌が綺麗に詰んで潤いがあり、一部流れごころ、地沸付き、肌目に沿って細かに地景が入ります。刃文は丁子乱れで、尖り刃などが交じって乱れます。刃中には足頻りに入り、処々飛び焼きが掛かって盛んに働きます。帽子はそのまま乱れ込み、先地蔵風となって返ります。茎は生ぶ、鷹羽鑢で、刀工銘と年紀を刻し、所持銘を切付します。拵は雨龍紋を散らした変塗鞘に、雨龍図の鉄金具を主調として纏まった太刀拵となります。
本作は、室町後期頃の美濃国関 兼付の一口です。災厄を払うための術とされる九字と、仏具の羂索を彫刻し、御守刀としても是非お持ちいただきたい逸品です。白鞘、金着一重ハバキ、黒地金下地青漆雨龍紋散塗鞘太刀拵。